私はワーママ歴7年目。
長男の育休復帰後、バリバリ仕事をやるぞ!と意気込んで残業ができないけれど、仕事に邁進していました。
ところがある日突然、私の部署のワーママだけ全員降格するという事件が勃発。(表向きは能力評定)
ワーママ同僚3人と同時期に転職活動をしました。
- 時短取得者&育休中のママだけ一気に降格
- 育休復帰後は暗黙の了解で最低評価がつく
- 時短取得者は評価が上がらない
- 時短取得者は昇進しない
- 時短取得者は評価されない仕事のみ
- 育休明けに「お前にできる仕事なんかないぞ」と上司が発言する
- 退社するときには必ず「私も早く帰りたーい」と後輩に嫌味を言われる
ワーママとなれば大抵の人が一度は「仕事辞めたい」と考えるもの。
しかし、一度仕事を辞めると再就職できるのかな?転職活動なんてできるのかな。
なんて思いませんか。
私が実際に転職活動をしてみて「ママの転職活動って意外と簡単」
私だけの情報だけではなく実際に私と同僚が転職活動をした情報
専業主婦のママが子供が小学生になったときの気持ちと家計事情も紹介しますね。
これを読めば、転職のメリット・デメリット。
同僚3人で編み出したワーママの転職のコツがわかりますよ。
仕事重視、家庭重視、パターンは色々あるので、あなたにぴったりなケースがきっと見つかります。
自分の目標とするケースが見つかれば後はカンタン。
ちょっと行動をおこしてみるだけ。
この会社しかない!と視野が狭くなっていると、すごく苦しいですが
一歩踏み出してみれば、意外に人生ってあっけなく道が開けるもの。
この記事であなたの「やりたい人生パターン」が見つければ嬉しいです。
\ママでも転職成功!/
リアル体験談と大手企業人事担当と転職エージェントに聞いた
↓転職のコツ(正社員編)↓
目次
ワーママを辞めて後悔?リアル転職活動とその後
今の時代、一つの会社にずっと勤めるのが正解ではないですし
仕事だけが人生じゃない。
家族だけが人生じゃない。
その時々の自分にあった働き方を見つけて、あなたがいい気持ちで毎日を過ごせることが一番大事です。
ワーママ転職活動記の登場人物はこんな感じです。
あなたの気持ちにあう人を見つけて下さいね。
- ヤリガイ重視の正社員に転職したママ
- 仕事の比重を少し下げて派遣社員になったママ
- 転職活動をして内定をもらったものの結局今の会社に残っている私
正社員に転職したママ
まずは正社員から正社員に転職したワーママHちゃんです。
- 年齢:32歳
- 子どもの年齢:2歳
- 本人の最終学歴は有名私立大学
- 保育園在園中
- 転職先は同業他社
- 年収アップ
- 受けた会社数 2社
- 転職活動期間 3か月
転職活動をした理由:ワーママになった途端に昇進昇級ができない会社のシステムに納得ができなかったから。
- たまたま面接を受けた会社で、今までやってきた仕事のポジションが空いていた。
- 子どもが2歳になり、残業もできるようになってきた。
- 面接した役席と同じ出身大学が同じで気に入られた。
- 転職は運とタイミング。
- 育児と仕事と転職活動の両立は時間のやりくりが大変。
- 子どもが寝たあとに履歴書を書いて、通勤時間と昼休みにエージェントと連絡を取った。
- 面接は保育園の延長を使った。
- 面接時間は5時以降の会社が多いので、保育園の延長ができれば問題なし。
正社員転職メリット
働き方によってメリット、デメリットがあります。
正社員への転職のメリットを紹介します。
①安定雇用
なんといっても正社員は安定雇用。
仕事が急になくなることは滅多にありません。
一定の給与が約束されていれば、より仕事に集中できますよね。
②給料アップの可能性あり
正社員から正社員への転職先は給料アップの可能性も。
私の同僚も定時退社の条件ながら、給料が上がりました。
同じ条件なら給料がいい方がヤル気もわきますよね。
③福利厚生が整っている
福利厚生=企業が社員に対して賃金に上乗せして支給する金銭以外の報酬。
傷病休暇や通勤手当があったり、長期勤務休暇、社員食堂が格安で使える企業もありますよね。
またバースデー休暇や職場離脱休暇がある会社も。
働くママにとって、お休みが多い会社は何かと心強いです。
④仕事の裁量が大きい・キャリアアップも可能
正社員は「やりがいがある」仕事を任せられることも大きなメリットです。
また、職場で研修や資格取得支援があるので給料をもらいながらスキルアップすることも可能。
バリバリやりたいあなたは「正社員の転職」をメインに転職活動をすることをおススメします。
正社員転職デメリット
メリットが多い正社員ですが、もちろんデメリットも.
①仕事の責任が重い
正社員に限らず、仕事をする上で責任はつきものですが、正社員は目標数値があったり、仕事上、判断や大きな責任が伴うもの。
また、子どもの病気で休みがちになると昇進や評価に影響があることも。
育児と家事をメインで担いながら仕事で重責がかかり、心身を壊すワーママも後を絶ちません。
仕事はあくまでお金を稼ぐ手段。
一番大事なのはあなたの心身。
正社員の重責が負担であるならば、他の働き方を考えるのも一手です。
②転勤、異動の可能性がある
正社員につきものなのは異動、転勤。
サラリーマンである以上、会社の辞令に逆らうことができません。
人員を削減したい時に無理な異動や転勤辞令を出して、雇用者側の意思で仕事を辞めさせる企業も少なくありません。
転勤は、新しい仕事を覚えるチャンスでもありますが、子どもを持つ親にとって家庭への影響があるのも事実です。
突然、辞令が出て放心する前に、転職会社に履歴書を登録していつでも会社を離脱する準備をしておくのも◎。
③人間関係が難しい
基本的に長期間・長時間勤務する前提の正社員。
その環境で、時短勤務、育児休暇を取っているママはマイノリティ。
マイノリティとして人間関係をうまく築くには仕事以外のコミュニケーション能力やスルー力が必要となってきます。
「時短勤務ってやる気あるの?」
こんなことを面と向かって言われても笑顔でスルーするくらいの胆力が必要になってきます。私の会社です。。。
ただでさえ家事や育児、仕事と心身をギリギリで回しているのに、更に人間関係で消耗して疲弊しているママをよく拝見します。
永久に続くものではありませんが、覚悟は必要です。
人間関係でママの笑顔がなくなるくらいなら、一時的に派遣社員としてキャリアを再構築するのもアリですよね。
④残業できない・子持ち女性は転職時不利になりがち
転職エージェントの友人曰く「残業できない、突発で休む可能性がある人は採用面で不利であるのは確か」
同じ子どもの親なのにパパは転職活動をしても不利にはならないだろうに、ママであるゆえに「仕事を休む可能性がある」と見なされるのは納得がいきませんが、日本で働く以上「子持ち女性は不利」であるのは確か。
ただ、企業によっては「残業しない働き方」を優先しているケースもあります。
企業の性格を見極めましょう。
一番手っ取り早いのは転職エージェントに相談すること。
転職エージェントにとって転職を決めることが自分の利益につながるので「企業と労働者がマッチしやすい条件」については情報を惜しみなく伝えてくれます。
派遣に転職したママ
派遣社員として転職したKちゃんです。
彼女は元々は仕事をバリバリとしていたタイプ。
しかし育休復帰後のワーママの扱いの悪さ
残業している人が大多数のなか、定時で退社するのが苦痛になり
定時で帰ることが前提の派遣社員に転職。
- 年齢35歳。
- 子どもの年齢2歳。
- 保育園在園中。
- 転職先は某大手企業の役員秘書。
- 年収は時短勤務時代よりマイナス50万くらい。
- 受けた会社数 5社
- 転職活動期間 1年
- すぐに転職先を決めようとせず「社会見学」くらいのつもりで転職に臨んだ。
- 子どもが2歳になり病欠することも少なくなってきたことをアピール。
- 一時的に秘書業務をやっていたことがあるので経験で採用された。
- 最終的にスキルよりも採用側と相性がよかったからと言われた。
Kちゃんの転職活動の詳細
↓派遣社員面接担当の私が語る派遣会社の裏の顔↓
派遣社員のメリット
派遣社員にもメリットがいっぱいあります。
①定時退社が当然。肩身が狭くない
派遣社員は時給で働くもの。
当然、仕事が終わればさっさと帰ります。
周りが残業しているから帰れない、残業しないからといって
悪口を言われることもありません。
②意外に福利厚生が充実している
私が派遣会社に登録してビックリしたのが「派遣会社の福利厚生がわが社以上に手厚い」ことです。
育休や有休がとれるのはもちろん、資格取得支援や旅行、エステの割引制度など、どこの派遣会社でも優秀な人材確保のため福利厚生に力を入れています。
例えばパソナの福利厚生
現在勤めている会社の派遣社員の方も、福利厚生をうまく利用して旅行やエステに格安で通っていました。
また、「仕事以外のことも相談できる窓口」も、育児に家事に、親戚付き合い悩みが増えるワーママにはありがたいですよね。
③自分に合った社風の会社を探せる
派遣社員の良さは仕事を気軽に選べること。
正社員のように上司やお局から理不尽な要求をされても耐える必要はありません。
派遣会社に申し立て、状況改善を依頼するか、どうしても合わない職場であれば派遣先を変えればいいだけです。
私自身も派遣社員の採用面接、フォローをしているのですが、人材不足の今、派遣先の会社は人材の安定雇用に必死です。(ほんとに。)
派遣社員さんに度々逃げられると派遣会社からもブラック企業扱いされ、今後は人材を紹介してもらえませんし、折角仕事を覚えてもらった人材に辞められるのは業務上、嬉しい事ではありません。
今やずっと同じ会社にいることが美徳ではありませんし、
育児はママよりも子供を優先することがしばしば。
それなら仕事ぐらい自分にあったものを選びたいですよね。
④正社員では中々入れない大企業にも派遣社員なら入りやすい
子持のワーママが正社員でだれもが知る大企業に転職するには、運も実力も相当要求されます。
しかし、派遣社員は比較的雇用が安定した大企業に入りやすい傾向が。
さらに大手企業に集まる人材は優秀な方が多く、仕事をする上で学びもあります。
また、自分に自信がある方は穏やかで余裕がある方が多いのも特徴。
派遣社員のいいところ。
自分の実力じゃ絶対入社できない、誰もが知る大手で勤務できること。
賢い人と仕事をするのは学びが多く、 語彙力高い方ばかりで会話が楽しいし、オフィスは綺麗でそこから見える景色は絶景。
派遣社員という点以外は結構好きだよ— 雪ヶ谷@派遣社員 (@kGaRO35cXQs0KHA) February 21, 2020
派遣社員のデメリット
派遣社員のデメリットを解説します。
①正社員より雇用が不安定
派遣スタッフは、派遣先の事業所における同一の組織に、3年以上勤めることができません。正社員より雇用が不安定になりやすいです。
3年を超えて同じ会社で働く場合は、社員として直接雇用されるか
部署やグループを変えて同じ会社で働くことになります。
ただ、3年縛りで仕事を変えるのも悪い事ばかりではありません。
転職活動をする場合、一番求められるのは「経験」
3年経験した業務は立派なスキルです。
いずれ子どもが成長し、正社員へ転職活動をする場合も、この経験が武器になることは間違いありません。
正社員で働いて心身がくたびれ果ててしまうよりも、細く長く自分に合った職場を求める働き方も賢い選択です。
②正社員時代より給料が減る可能性がある
正社員は一定の決まった給料があり、ボーナスがあります。
派遣社員は時給で働くので、休みが多いとダイレクトに給料に響きます。
とはいえ、時短で働いていると正社員でも給料が減るので、派遣会社に登録してみて実際の給料の相場を見て、収入のシミュレーションをしてみるのもいいですね。
③同じ仕事でも、派遣会社によって時給が違う
派遣社員さんの不満で多いのがこれ。
それは「後から入ってきた、仕事のできない派遣社員の方が時給が高くて教える気にならない」ケースがあること。
派遣会社によって同じ仕事でも時給が異なります。
大手の派遣会社は時給が高い傾向があります。
とはいえ、大手の派遣会社は担当社員が忙しい。
派遣先でトラブルがあった場合のフォローが不十分であったり、紹介される仕事とのマッチングがイマイチだったりとデメリットもあります。
転職活動しつつも会社を続けているママ
最後は私の体験談です。
私は、転職活動で派遣社員に内定したものの、もう一度今の会社で頑張ってみようと思いなおしました。
- 年齢38歳。
- 子どもの年齢5歳。
- 保育園在園中。
- 資格は特になし。
- 派遣社員で内定がでるが辞退。
- 受けた会社数 7社
- 転職活動期間 半年
私は当初、正社員で転職活動をしていました。
しかし、転職エージェントに登録しても「時短勤務希望」と伝えた時点で
転職エージェントから露骨に煙たがられ(´;ω;`)ウッ…
心機一転、派遣会社に登録。
何社か案件を紹介していただき、現在と同業種の会社で「紹介予定派遣」として内定がもらえました。
紹介予定派遣だったので、半年の雇用後に正社員になる見込みでした。
しかし、面接を受け、実際の職場を見た時に非常に違和感を感じ内定を辞退。
転職活動をしてみたメリット
結局は転職せずに現在の会社にお世話になっているのですが、転職活動をしたメリットは大きかったです。
①自分が人生で何を大事にするべきか考え直せた
転職活動をするにあたって、あれもこれも高望みをしては時間を浪費するだけで転職できません。
そこで自分が仕事に何を求めるかをジックリ考え、求める条件を1つに絞りました。
- お金
- ヤリガイ
- 仕事内容
- 福利厚生
- 家庭を優先するか仕事を優先するか
②内定をもらうことで社会人として自信を取り戻せた
現在の会社では、後輩のサポート、裏方業務がメイン。
転職活動をする前は、仕事も育児も中途半端で自信を失った状態。
しかし転職活動を通し、自分の業務を棚卸。
「昔の自分、やるじゃん」と思い出せましたし、転職エージェントの担当者が小さな職務も全力で評価してくれ、内定した会社での面接でも高評価を頂き、失っていた自信を取り戻すことができました。
③視野が広がった
私は転職活動を通し、自分の市場価値では現在の会社がベストであると身に沁みました。
転職活動前は会社の待遇に不満もありましたが、現在の会社のプラス面も見え、キッパリサッパリ仕事に集中できるようになったのもメリット。
浮気したら本命彼氏の良さが分かった。。みたいな感じです。
転職活動をしたデメリット
転職活動をした時のデメリットを挙げます。
①転職活動に時間をとられた
育児に家事に仕事に忙しいママ。
さらに転職活動のために履歴書を書き、転職エージェントに登録、面接の為にスケジュールを調整する必要があります。
通勤時間や昼休み、子どもが寝着いた後の時間を利用して転職活動をしました。
②不採用通知が来ると落ち込む
正社員を含め合計7社の面接を受け、内定が出たのは1社でした。
転職エージェントから不採用連絡があるたびに落ち込みましたね。。。
ワーママを辞めてよかった?専業主婦ママのリアル
専業主婦ママのリアル
私の長男は小学1年生。
専業主婦のママ友と会話する機会も増えました。
皆さんが口をそろえて言うのが
「子供に手がかからなくなってきたし、お金がないので働きたい」
小学校高学年になると塾や習い事にお金がかかってきます。
お稽古代の毎月3万円が欲しい、苦しい。
でも子供の預け先がない、自分の希望する働き方の仕事が見つからない。
ブランクがあるので就職活動に後ろ向きになってしまう。
専業主婦のメリット
- 子どもとの時間をゆっくり取れる。
- 精神的に安定している人が多い。
専業主婦のデメリット
- 金銭的に苦しくなることも
- パパからややモラハラを受けても強く出られない。
- 自己肯定感が低い方がチラホラ
ワーママの転職は意外に成功しやすい
ワーママになると誰しも「自分の将来と仕事のやりがい、育児家事との両立」に悩みます。
子育て中のママが転職活動をするのって大変。
家事育児はいつも通りなうえに、転職活動の時間まで作らなくてはいけない。
今まで考えてこなかった自分の「市場価値」と向き合わなければならない。
ただ、実際に転職活動をしてみると学生時代の就職活動よりずっと簡単に転職出来ます。
私は就職活動をした際、100社以上にエントリーして内定をもらえたのはたった2社でした。
しかし、時短希望にも関わらず、転職活動をしてみればたった7社(実質5社くらい)で内定をもらえました。
学生時代の就職活動はアルバイト経験や留学経験から無理やり志望動機をひねり出していませんでしたか?
「その経験がこの会社でなんの役に立つの?」と面接官に突っ込まれて
冷や汗をかいた経験、ありませんか?
ところが、社会人として数年仕事をすると
「◎◎の仕事を何年やっていました。後輩育成は◎人です」と採用側にわかりやすいメリットを伝えることができます。
自分もできること、得意な仕事がわかっていますし
さらに、転職エージェントに相談すると自分では大したことのない仕事と思っていたことも外部から見ると「うちに欲しい経験」といわれることもしばしば。
人生は一度きり。
いまや一つの会社にずっと勤めるほうが少数派です。
仕事に邁進できない時期は割り切って育児を優先できる仕事につくもよし、
子持にもバリバリ仕事をさせる会社を選んでもよし。
一度転職サイトに登録をして、実際の求人情報を見てみませんか。
登録は無料ですし、意外な求人情報が入ってくるかもしれません。
登録しなければあなたにとって、通勤しやすい、人間関係もいい、今までのスキルを生かせる仕事があっても知ることすらできないんです。
実際にやってみれば、なんだ人生に選択肢はたくさんある。と思えますよ。
相談したいことがあればLINE@してね
ワーママって孤独じゃないですか?
大人とゆっくりする時間がなく
ママによって環境が違い
子どもの悩みも仕事の悩みもそれぞれ。
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