今回は「スマートプラス」と大手証券会社「大和証券」の関係について解説します。
スマートプラスは、株アプリ「STREAM」をリリースしている東大発のベンチャー企業。
大手証券会社・大和証券のシステムを借りて、コストを抑えながら安全に株式売買を進めているのが特徴です。
STREAMってなに?詳細はこちら↓
スマートプラスは2013年に創業したベンチャー企業「Finatext」の子会社です。
確かに、まだあまり知られていない会社かもしれません。
しかし、2017年創設のベンチャー企業ながら、大手証券会社・大和証券も2018年度の中期経営計画の柱に「スマートプラス」との協業を挙げるなど、今後の動きが期待される注目の企業なのです。
\STREAMをチラ見!/
目次
スマートプラスとは
日本最大級の株コミュニティ「あすかぶ!」などで知られる東大発のFinTechベンチャーFinatext(フィナテキスト)。
そのフィナテキストが2017年に大和証券と提携して創設した会社です。
スマートプラス会社概要
会社名 | 株式会社スマートプラス |
金融商品取引業者 | 関東財務局長(金商)第3031号 |
加入協会 | 日本証券業協会 |
所在地 | 東京都千代田区麹町3丁目6番地 |
役員 | 代表取締役 藤江 典雄 取締役 林 良太 |
資本金 | 6,623,611,000円 |
設立 | 2017年3月 |
スマートプラスがリリースした「STREAM」というアプリはこんな特徴があるよ
- 株式委託手数料が、いつでも何回でも無料。
- 掲示板などがありユーザー同士コミュニケーションがとれる
- ニュースやTwitterなど情報が集めやすい
- アプリで株の売買をする
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そろそろ下げ相場のフラグが立っています。
事前に注目株を調査して、割安な時に買い込みたいですね。
スマートプラスは大和証券の信頼性の高いシステムを借りている
証券発注システム=東京証券取引所などに株式売買の注文を出すシステム
株式の発注などは、一瞬で多数の受発注を処理が必要です。
また「いくらまで買付できるか?」「口座残高を即時管理する」など非常に煩雑で即時性が求められるシステムです。
もし、システムに異常が起これば、処理が滞り、注文や約定に支障が出るため、安定性、信頼性、ちょっとやそっとでは壊れない堅牢性が重視されます。
そんな「証券発注システム」をイチから作るには「金融知識」と「高度な技術」が必要です。
そんなシステムを作るには、一般的に最低5~6億以上の予算と言われています。
そこでスマートプラスは「証券発注システム」だけを大和証券から借りて、コスト削減をしながら信頼性の高い「証券発注システム」を使うことにしたのです。
例えば、携帯会社の「格安SIM」をイメージするとわかりやすいかもしれません。
最近、「楽天モバイル」や「LINEモバイル」など格安SIMが流行っていますよね。
その多くが使っているのはNTTドコモなどの大規模なインフラを持つキャリアの回線を使っています。
スマートプラスも大和証券のインフラを借りることで、信頼性が担保された証券プラットフォームをコストを抑えながら使うことを実現したのです。
※APIの開放とは
例えば食べログにグーグルマップをリンクするように、外部のサイトを自社のサイトに埋め込むと便利ですよね。
今まで金融機関は、自社ですべてを行うスタイルが主流だったため、各社で独自のインフラを開発していました。
しかし金融システムは開発費が非常にかかるので、自社開発で済ませると画一的なサービスになりがち。
これを改善すべく、「必要な一部インフラを借り」て、細かなニーズに合わせてサービスを開発する会社が「スマートプラス」なんです。
スマートプラスが開発したアプリ「STREAM」を通して、私たち投資家は株式売買を発注。
その発注を大和証券のシステムを通して東京証券取引所で取引される。
大和証券の証券発注システムを借りるメリット
スマートプラスが、大和証券の証券発注システムを借りるメリットはなんでしょう。
信頼性の高い証券発注システムをコストを抑えて導入できる
1943年創業の日本最大級の証券会社「大和証券」の証券発注システムを借りているので、証券発注システムを一から作る必要がありません。
証券発注システムは高度な技術を要するため、コストがかかるのがネック。
システムインフラのみを借りれば、証券発注システムを開発する必要がなくコストダウンができます。
スマートプラスは「使いやすいアプリ」の開発に専念できる
膨大な人的、金銭的コストがかかる「証券発注システム」を自社で開発する必要がないので、その分スマートプラスは「小規模なニーズ」にマッチしたアプリを開発することに専念できます。
アプリ開発であれば「投資信託が欲しいひと」「株式売買がしたい人」「FXがしたい人」の細かなニーズにあった商品が、気軽にリリース・アップデート出来ます。
スマートプラスは、今後私たちのニーズにあったアプリのリリースが期待できます。
大和証券の経営計画にも
大和証券の2018年経営計画書にも「スマートプラス」との協業は重要な経営企画として挙げられています。
「外部企業との連携により、次世代層を中心とした幅広いお客様との接点を拡大し新しい金融サービスの提供」のために「スマートプラス」に人材を派遣、出資をすると明記しています。
国内最大級の証券会社も期待しているんですね。
大和証券と提携するデメリット
外部提携はいい事ばかりではありません。
大和証券と提携するデメリットをご紹介します。
大和証券が倒産した時にシステムが停止する
大和証券のシステムなので、大和証券倒産した場合にはシステムも使用停止になることが考えられます。
しかし、資本金1000億円の日本5大証券会社、大和証券がすぐに倒産する可能性は極めて低く、仮に倒産しても他の証券会社の証券発注システムに乗り換えればいいので問題は少ないです。
セキュリティに懸念が
金融機関がこぞって自社システムを導入しているのは、外部データとの接触を可能な限り少なくするためです。
例えばクラッカーが仕掛けた悪質な大量アクセスによるサーバーダウン、ウィルスメールによる情報漏洩などは外部との接触によるもの。
STREAMは気軽に株を変えるのがメリットですが、ユーザーが増えるにつれて、ハッカーやクラッカーの攻撃対象になりやすくなるもの。
しかし、大和証券のセキュリティはすでに長い年月無事に使われてきた経歴があり、非常に堅牢ですので、ベンチャー企業が手探りで新しいシステムを作りこむよりはシステムの欠陥が少なく、セキュリティも期待ができます。
スマートプラスの評判は?
スマートプラスは、実際問題なく株は買えているのでしょうか。
口コミを見てみましょう。
https://twitter.com/katochan2020/status/1118349352919916544
東証のならSTREAMで取引できる銘柄は売買手数料無料、
外国株扱いやJDRでも岡三オンライン証券使えば20万円までは手数料無料に出来ますからね。今はつみたてNISAメインですが、投信は外国株だと注文の翌々営業日か翌営業日の約定になってしまうのでスポット購入でETF買ったことありますわ。
— はるか投信投資顧問 (@Haruka2007Toshi) March 25, 2019
https://twitter.com/ehpKWacjECYxgWt/status/1085544714479185920
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林社長の経歴がすごい
スマートプラスの親会社「Finatext」の林社長の経歴はまさに金融のプロ。
さらに10年後を見据えて日本の金融マーケットを変えていこうとする強い意志もあります。
経歴を見てみましょう。
FinatextグループCEO、同社CO FOUNDER。
2008年東京大学経済学部卒業、日本人初の現地新卒でドイツ銀行ロンドンに09年入社。 ロンドン、ヨーロッパ大陸全域にて機関投資家営業に従事。
2013年より国内ヘッジファンド大手のGCIに参画。
1年で同社の海外ビジネスを急拡大させた後、2013年Finatextを創業。
スタートアップ・ベンチャー専門の転職サイト CARRER WAKEより引用☞林社長インタビュー
Finatext
海外で暮らすと、日本人の勤勉さやサービスレベルの高さなどが見え、日本は世界に類を見ない凄い国だということが分かりました。一方で、世界からの注目度は低く、投資が集まらないことに対して「もったいない」、「悔しい」と感じました。
日本国内の株式市場も外国人投資家がリードしている現状で、日本国内に眠る貯蓄は投資に回らず経済停滞から抜け出せない。それは日本の金融マーケットに魅力が乏しく、投資したくなるようなサービスがないからではないかという結論に至りました。
こんな林社長が集めた人脈で創設された会社がFinatextであり、その子会社がスマートプラスなんですね。
スマートプラスの安全性の高さ
スマートプラスの安全性の高さは「正しく株式売買ができる」だけではありません。
私たち投資家の資金や証券はスマートプラスのお金と「分別管理」されています。
なので、万一スマートプラスが倒産しても私たちのお金は返還されます。
また、スマートプラスは日本投資者保護基金にも加入しています。
万一、スマートプラスの資産が不足していても、資産が分別管理されていなくても、1000万円までは投資者保護基金から補償が行われます。
スマートプラスの分別管理について→スマートプラス公式サイト
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まとめ:スマートプラスは大和証券の堅牢なシステムを借りている
スマートプラスは日本の金融マーケット、投資が気軽にできるアプリを作っている会社です。
そして安全性、間違いなく株の売買を発注したり、口座管理をするために大和証券の「証券発注システム」を借りているんですね。
本文中でも説明しましたが、堅牢な発注システムを作成するには膨大な費用が必要。
そこでスマートプラスは、格安携帯会社がドコモやソフトバンクのような大手キャリアの電話回線を借りて、ちゃんと通話もLINEもできるのに格安で運営しているように、大和証券の証券発注システムを借りて、運営コストを抑えています。
もちろん大和証券の証券発注システムは、間違いなく安全性が高いもの。
アプリの使いやすさに安全性の高い発注システム。
さらに大和証券自身もスマートプラスの将来性に期待し、自社の人材を派遣したり、共同出資して、経営計画の大きな柱としています。
これは将来的にも期待できます。
2019年6月現在、そろそろ相場の下落フラグが立ちつつあります。
今のうちにスマートプラスの「STREAM」の無料口座を開設して、欲しい株の下調べを始めるのもいいですね。
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