今回は株アプリ「STREAM」のデメリットを解説!
スマートプラスは、2017年3月に設立された新しいインターネット証券会社。
そのスマートプラスが「STREAM(ストリーム)」というコミュニティ型株取引アプリをリリースしています。
- 口座開設・維持費が無料
- 売買手数料が無料
- STREAM内のコミュニティで株の情報が手に入る
- 四季報・チャートなど株取引の情報も無料で手に入る
- 大和証券のインフラを使っているので、決済機能も問題なし
STREAMって?を詳しく解説↓
<初心者にもやさしい株コミュニティは必見>
目次
STREAMの6つのデメリット
- 取扱いは東京市場(東証1部、2部、マザーズ、JASDAQ)のみ
- PCツールなし(スマホ特化)
- NISA関連の取扱なし
- SNSを取り入れた株取引アプリはデマが不安
- 新しいシステムなのでセキュリティ面の実績が不安
- 購入は100株単位から
取扱いは東京市場のみ
STREAMはSORという仕組みを採用しているため、購入できる銘柄は東京証券取引所(東証1部、2部、マザーズ、JASDAQ)に上場している銘柄のみです。
しかし、東京証券取引所は日本の証券の9割の株を売買する主要取引所。
よっぽどマニアックな銘柄でない限り、東京証券取引所で売買できるので問題はないですね。
PCツールなし(スマホ特化)
ストリームは基本的にスマホアプリのみ。
私もストリームを使っていますが、パソコンでないと困ることは今のところないです。
掲示板や株式の購入画面もストレスなく使えます。
とても便利なのですが、情報流出を防ぐためにフリーWIFI環境下で使わなければ大丈夫です。
一般NISAの取り扱いがない
ストリームで購入した株は「一般NISA」の対象外です。
しかし、私はそもそも「一般NISA」をおすすめしません。
株の売買による利益が課税対象外になるのは「一般NISA」だけです。
下記の会話のように毎月10万円も投資するひとでもないかぎり、折角の投資枠があまってしまうので、少額で長期的に運用できるつみたてNISAの方がお得です。
NISAとiDeCoの早見表☆
確定拠出年金 | つみたてNISA | 一般NISA | |
税のメリット |
| 20年間・運用益は非課税 | 5年間・運用益が非課税 |
積立金額 | 月額1万2000円~6万8000円まで | 年間40万円まで | 年間120万円まで |
積立期間 | 原則60歳まで(運用は70歳まで) | 20年 | 5年(最長10年) |
対象商品 | 定期預金・保険・投資信託 | 一定の投資信託 | 株式・投資信託 |
引き出し | 60歳以降70歳まで | いつでも | いつでも |
金融庁のホームページ☞NISAとは?
<下げ相場にお宝銘柄を買い付けたい!>
銘柄掲示板のデマが不安
SNSを取り入れた株取引アプリということで、STREAMに書き込まれる発言や口コミが「デマ」や「情報操作」などの心配ですよね。
恐らく今ある既存の掲示板が匿名で投稿ができるがゆえに、
真実がどうかわからない情報があるのではないか、
信頼性のある情報なのか、煽りなどが行われる可能性があるのではないかという不安が生じるのだと思います。
そこでSTREAMはこんな対策をしています。
STREAMで実施してる3つのSNS対策
1 )SNSに参加するためには本人確認が必要
買い煽りなどの相場操縦行為(=発言者のみに利益になる発言や行動)は行ってはならないと法律で決められています。
STREAMはマイナンバーや本人証明書を提出しないとコミュニティに参加すらできません。
もし、デマや情報操作の発言をした場合、簡単に本人の身元がばれてしまいます。
通報されたら一発で社会的信頼を失います。
書き込みをする側も「身元を知られている」緊張感のためか
実際に書き込みを見ても、言葉も読みやすく、乱暴な理論が見られません。
しかも、このコミュニティで「信用」を獲得すると「信用取引の手数料が安くなる」特典もあるのでお得情報が盛りだくさん。
2)極端すぎる意見は投稿する際にシステム上ではじく
STREAMはシステム上、問題のある発言を投稿できない設定になっています。
当初、システム設定の厳しさより、多くのユーザーが投稿する際にシステムに引っかかってしまう、という現象も起きてしまうくらいでしたよw
今は様子を見ながら、規制を緩和しているようで、極端な意見でなければちゃんと投稿できます。
3)スマートプラスが全ての投稿に目を通している
なんとSTREAMのコンプライアンスチームはユーザーの全ての投稿を目視でチェックをしています!
単語だけでなく、文脈的に「デマ」や「情報操作」に該当しないかをチェックするため。
文章上のニュアンスはロボットには判断できないですからね。
ハイクオリティなシステムを作りつつ、人間しかできない仕事には労力を投下する姿勢は好感が持てます。
STREAM CAMPという、STREAMユーザーの懇親会もあります。
お互いが顔を見て知り合いになれるのもいいですね。
STREM CAMPの詳細はこちら☞STREAM CAMP
セキュリティ面が不安
①金融情報システムセンター(FISC)加入
金融情報システムセンターとは内閣府所管の公益財団法人です。
金融情報システムに関する技術的問題、IT利活用やリスク管理、セキュリティなどの調査研究をする機関。
金融情報システムセンターで作成されたガイドラインは「金融情報システムの共通の安全対策基準」として使用されています。
②金融ISAC加入
金融ISACとは、金融機関のサイバー攻撃の情報を各社で共有し、対策を作っていく機関です。
こちらに所属すれば日々進化するサイバー攻撃を金融機関同士で情報共有し、安全対策も享受できますね。
③有価証券の分別管理
投資家の有価証券(=株など)は「株式会社証券保管振替機構」に預託しています。
投資家の有価証券は直ちに確認できるように管理しています。
スマートプラスホームページ☞分別管理
※株式会社証券保管振替機構
=日本で唯一の株式保管会社。株式を扱う金融機関は通常こちらに株を預けます。
④金銭の分別管理
投資家から預かっているお金はスマートプラスのお金とは別に「顧客分別金」として日証金信託銀行株式会社および株式会社りそな銀行に信託しています。
④投資者保護基金
万一、スマートプラスが破綻し、顧客資産が正常に分別管理されていなかったような場合でも、投資者保護基金により投資家お一人あたり、1,000万円まで補償を行うことができます。
また、顧客資産を分別管理する際に一時的に不足額が発生する場合でも、投資者保護基金から補償が行われます。
⑤カスタマーデスク設置
細かい質問はカスタマーデスクに問い合わせができます。
私もカスタマーデスクに質問をしたのですが、回答は当日中。
回答内容も質問以上に回答されており、かなり質の高いカスタマーデスクでした。
スマートプラスはできたばかりの企業なので、まだセキュリティの不備が表れていないだけかも?なんて心配もありますが、セキュリティ面もかなり充実していますね。
STREAMは100株以上から買える
株式は、
よって、STREAMも他の証券会社もで買える株式は、最低買付株数は「
なお、REITや一部のETFは1口(株)
こればっかりはどこの証券会社も一緒だから仕方ないですね。
<セキュリティも万全!手数料無料の株アプリは必見>
STREAMのデメリットまとめ
STREAMをリリースしているスマートプラスは、最近創業されたベンチャー企業であるため、実績やセキュリティ面で不安がありそうです。
しかし、かなりしっかりと情報漏洩やサイバー攻撃の対策がなされています。
しかも、証券発注に関しては老舗証券会社「大和証券」の発注システムを借りているため、発注に関しても問題はありません。
アプリ内のコミュニティ機能も、すべてのコメントをチェックしている気合の入れよう。
不審者が見つかれば提出済みのマイナンバーから人物を特定、通報できるフローになっています。
どうしても不安な場合は、口座登録だけを済ませて、欲しい銘柄の価格が下落した時だけ買い付けてもいいですね。
口座登録も維持費も無料。株式売買手数料も無料。
私は、コミュニティを眺めて、先輩投資家からのマニアックな情報や市場分析方法を参考に買い時を確認しています。
STREAMのアプリをダウンロードしたからと言って、ゼッタイ株を買わなければいけないことはないですし、コミュニティに参加するだけでも楽しいですよ