高額医療費制度って聞いたことがありますか?
一月に一定金額以上の医療費がかかった場合は
その超えた金額を保険組合などから支給される制度です。
突然ですが、私は今年3か月ほど急に入院をしていました。
一か月の入院費、本来は請求金額は145万!!
特に最初の一週間は病院の慣例で有無を言わさず個室の特別病棟(泣)
これどこの病院でもやる手口らしいです。
「ああ、これは噂に聞く高額医療費制度を申請せねば。」
サクッと申請でき、結果は月14万に。これが3か月分。
これもエライ出費でしたが本来600万近い請求額から見れば大変ありがたかったです。
申請自体は簡単でしたのでご紹介します。
最強の保険 高額医療費制度について
高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合
一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度。
事前に「限度額適用認定証」を提示する方法もあります。
世帯合計できます。
自己負担限度額って?
請求書に出ている保険給付点数は1点10円。
通常三割負担になっている点数が記載されています。総医療費は10割負担で計算します。
計算サイト↓
http://hoken.kakaku.com/insurance/gma/select/high-cost/self-pay/
これに食事代を合計した金額が請求額です。
70歳未満の方の区分
所得区分 | 自己負担限度額 | 4か月目以上 |
①区分ア 年収1,160万~ (標準報酬月額83万円以上の方) (報酬月額81万円以上の方) | 252,600円+(総医療費-842,000円)×1% | 140,100円 |
②区分イ 年収770-1160万 (標準報酬月額53万円~79万円の方) (報酬月額51万5千円以上~81万円未満の方) | 167,400円+(総医療費-558,000円)×1% | 93,000円 |
③区分ウ 年収370-770万 (標準報酬月額28万円~50万円の方) (報酬月額27万円以上~51万5千円未満の方) | 80,100円+(総医療費-267,000円)×1% | 44,400円 |
④区分エ ~370万 (標準報酬月額26万円以下の方) (報酬月額27万円未満の方) | 57,600円 | 44,400円 |
⑤区分オ(低所得者) (被保険者が市区町村民税の非課税者等) | 35,400円 | 24,600円 |
実際に入院してかかったお金は?
ネット上で「高額医療申請をすれば月8万円程度で済む」と記載されていることもありますが
私は比較的低所得者ですが3か月平均月14万の入院費でした。
月145万がこの価格になったのでありがたいとはいえ、予期せぬ出費ではありました。
また+@としてかかった費用もバカにできません。
・毎日飲むお茶や水(90日×120円)
・院内のコインランドリー使用料(週一使用)(12回×400円)
・テレビ使用料(トータル3000円)
・院内はwifiがないので携帯をいじるとすぐ追加になるパケ代(1,500円追加しました)
・ママがいないのでパパと子供は基本外食。外食費。(90日×1,500円)土日はランチも外食。
・家で使うパジャマ(高校ジャージ)は人に見せられないのでパジャマを新調 (2,500円×2枚)
・暇つぶしに買う雑誌(800円)一冊を3か月よみこんだw
・おやつ (200円×90日)
・退院時に病院関係者にお菓子を渡す(5,000円)
計 183,000円
3か月トータル60万円の出費でした。
退院後も定期的に通院しなければならず
体調不良の時についタクシーを使ってしまったり。
私が加入していた保険は通院のタクシー代も補償範囲だったので、そこは助かりましたが。
どうやって事前申請するの?
高額医療費申請は保険組合によって申請内容が異なります。
保険組合別に解説しますね。
まずやること
これはどの保険組合も一緒です。
「限度額適用認定証」を病院に申請します。
入院してから費用請求まで1か月位時間がありますので
「限度額適用認定証」を下記窓口に請求しましょう。
国民健康保険
自分が住んでいる市区町村の国民健康保険の窓口へ申請します。
協会けんぽ
健康保険証に「全国健康保険協会(協会けんぽ)」と書かれている場合は、協会の各都道府県支部に申請します。
申請書類についてはこちらからダウンロードできます。
組合健保
健康保険証に「~健康保険組合」のように、企業や事業単位の健康保険組合の名前が書かれている場合は、総務課へ。
総務から健保への申請用紙が届くのでそちらを指定の通りに記載し郵送しました。
健保から届いた「健康保険限度額適用認定証」を病院の事務担当者に一度渡せばokです。
また、一度全額をクレジットカードで払い、ポイントを貯めて
自己負担限度額を超えた分を払い戻しするのもおすすめです。
クレジットカードの限度額変更を忘れずに!
↓ランキングに参加しています。
[…] 実際にいくらかかったかはこちら […]